そろそろ保育園・保育所の1次選考結果が出始めましたね!
ゆもす家もまた春先に転勤でまた転園が必要になり、
昨年11月にどうにか滑り込みで申し込みした結果が先週出てきました!
いよいよこれから準備等でバタバタしそうです^^
さて、幼稚園と保育園の違いは何か知っていますか?
「なんとなく…」という人も多いのではないでしょうか?
ゆもすは、「保育園はただ預かってくれるところ」「幼稚園は読み書き等の簡単な教育をしてくれるところ」というイメージが最初の頃は正直ありました。
でも、調べてみると実際は違うことが多いということに驚いたものです!
自分の子どもを預ける際には、幼稚園と保育園がそれぞれどういう施設なのか、きちんと分かっていないと入ってから大変な思いをするかもしれません!
今回は幼稚園と保育園の違いを、気になる項目ごとに見ていきます。
どちらに預けるべきか悩んでいる人も、すでに預けているけど違う選択肢を考えている人も、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
幼稚園と保育園の違い
さっそく幼稚園と保育園の違いを、気になる項目別に見ていきましょう。
目的
幼稚園は、小学校就学前の「教育」を目的とした教育機関です。
文部科学省の管轄にあり、学校教育法に基づいて運営されています。
幼稚園の先生は「幼稚園教諭」の資格を持ち、教員という扱いになります。
公立の幼稚園の先生は「地方公務員」に該当します。
保育園は、仕事をしていたり、病気の親などに代わり、子どもを「保育」する教育施設です。
厚生労働省の管轄にあり、児童福祉法に基づいて運営されています。
保育園の先生は「保育士」の資格を持ち、中には「公務員保育士」という資格を持っている人もいます。
「幼稚園教諭」と「保育士」の資格をどちらも持っていて、「教育」と「保育」という2つの観点から子どもを見てくれる心強い先生もいますよ。
対象年齢
幼稚園の対象年齢は、満3歳から小学校就学前までの、3年制になります。
中には2歳から入園可能な幼稚園や、4歳から2年制の幼稚園もあるので調べてみましょう。
保育園の対象年齢は、0歳から小学校就学前までです。
預けられる時間
幼稚園は、午前中から昼過ぎの4時間が標準の預かり時間になり、午後2時までの園が多いようです。
延長保育がある幼稚園だと、夕方まで預かってもらえます。
保育園は、基本的に朝7時半頃から夕方6時頃までが預かり時間です。
8時間が標準ですが、延長保育や短時間で預けることもできます。
給食
幼稚園は、基本的に給食はありません。
延長保育を利用する場合は、お弁当の用意が必要です。
最近は完全給食や、給食とお弁当を併用する幼稚園も増えてきています。
しかし、幼稚園の給食には法律やガイドラインが定められていないため、自園調理の園もあれば、外部委託している園もあるので、気になる人は入園する前に聞いておくのがおすすめ。
保育園は給食が義務化されており、自園調理が基本です。
厚生労働省が定める「保育所における食事の提供のガイドライン」に沿って給食が準備されます。
最近では規制が一部緩和されたことで、外部委託する保育園も少しづつ増えてきています。
保育内容
幼稚園の保育内容は「学習」が中心です。
各幼稚園で教育方針や教育レベルは変わりますが、読み書きや足し算引き算を学ぶところが多いです。
英語やリトミック、書道、絵画、パソコンなど、力を入れている分野が園によって違うので、各幼稚園の方針と家庭の教育方針が合うかチェックしましょう。
保育園の保育内容は食べ方や片付け、トイレトレーニングなど「日常生活」に関することを中心に学びます。
集団の中での生活や遊びを通じて、心身の健全な発達を促すように過ごします。
幼稚園のように、英語や運動などの教育カリキュラムを取り入れる保育園も増えてきているようです。
休み
幼稚園は、基本的に土日祝日は休みになります。
園によっては、土曜日は自由登園だったり午前保育をしているところもあるようです。
小学校と同じく、春休みや夏休みなど長期休みもあります。
働いている人は、長期休みの期間に預かり保育があるか確認しておきましょう。
保育園の休みは、基本的に日曜祝日です。
土曜日も預かってもらえますが、給食の準備などがあるため、事前に申請が必要になります。
長期休みはなく、長いお休みはお盆や年末年始などです。
園によってはお盆も預かってくれるところもありますよ。
行事
幼稚園の行事や参観は、基本的に平日に行われます。
園によって違いますが、月に数回あるところもあるようです。
大きな行事は、保護者も協力して行われるため、打ち合わせなどで幼稚園に行く機会が多くなります。
また、家庭訪問がある園もあり、日程が平日の昼間や夕方に設定されるので、仕事をしている人は日程を調整する必要があります。
保育園は保護者が働いていることが多いので、発表会などの行事は土日に行われることが多いです。
保護者会や懇談会も、働いている保護者が多いので土日や平日の夜に設定されます。
役員になると大変なこともありますが、他の保護者と交流できるチャンスなのでやってみるのもアリですよ。
入園条件
幼稚園は満3歳の誕生日の前日から入園できます。
基本的には誰でも入園できますが、入園希望者が定員より多くなった場合には、抽選などの選考があります。
入園前にテストや面接がある幼稚園もあるそうです。
保育園に入園するには「保育を必要とする事由」に該当することが条件になります。
親の就労などにより、保育の必要性を認められる3歳以上の子どもと、保育の必要性を認められる3歳未満の子どもが支給認定(保育の必要性の認定)を受けられ、認可保育園を利用することができます。
保育料
幼稚園の保育料は、入園する人はみんな同じ金額です。
運営費の中心財源が保育料なので、保育園より料金が高めになります。
基本の保育料(3歳以上は無償化の対象)に加え、その他にPTA会費や教材費、冷暖房費、行事費用、写真代などがかかります。
また、給食がある場合には給食費、バスの送迎を使う場合にはバス代、延長保育を利用したら延長保育代などが追加でかかってきます。
幼稚園にかかる1ヶ月の費用の平均は、公立で約12,000円、私立で約30,000円と言われており、私立は公立の約2倍ほどかかるそうです。
その分、私立の幼稚園はオプションサービスが充実しているのが特徴です。
他にも入園の際にも入園料がかかり、公立で1万円~2万円、私立で3万円~10万円ほどかかると言われています。
制服や体操服、通園バッグなど指定されている通園グッズを購入する必要があるので、事前にどのくらいかかるか聞いておくのがおすすめです。
保育園の保育料は世帯収入の金額に応じて決まり、年齢が低いほど高くなります。
国の基準では、兄弟姉妹が同じ保育園に通う場合は2人目は半額、3人目からは無料となっています。
保育料(3歳以上は無償化の対象)と、その他に給食費やオムツ代、保護者会費などがかかります。
幼稚園のメリットとデメリット
幼稚園のメリット | 幼稚園のデメリット |
小学校に行く前に読み書きや計算が学べる勉強に馴染みやすい親子の時間が長く取れる習い事に通わせやすい親が参加する行事が多いため、他の保護者と交流ができる行事が多い分、園での様子をたくさん見ることができる集団行動や規律が学べる | 給食がないので、お弁当を用意しなければならない毎月の保育料が高い傾向にある通園グッズが手作り指定など、独自のルールがあることがある親参加の行事が多いため、働いている人には負担が大きい |
幼稚園に通わせているママたちの声
実際に幼稚園に子どもを通わせているママたちの声を集めました。
ぜひ参考にしてください^^
保育園のメリットとデメリット
保育園のメリット | 保育園のデメリット |
保育時間が長く、長期休みもないので、仕事などに影響が出にくい延長保育がある0歳から預かってもらえる給食があるお盆も預かってもらえるトイレトレーニングをしてもらえる保育料が高額になりずらい | 希望者が多いと入れないこともある保育の必要性がなくなったら退園しなくてはならない親子の時間が短くなるお昼寝布団の持ち帰りが大変お昼寝があるため、夜に寝なくなる子がいる学習的なことをしない |
保育園に通わせているママたちの声
実際に保育園に子どもを通わせているママたちの声を集めました。
こちらも参考になりますよ。
小さいうちしかできない呼び方が可愛い
認定こども園
認定こども園は幼保一体型施設で、幼稚園と保育園の機能を併せ持っています。
内閣府が文部科学省と厚生労働省と連携しながら管轄しています。
認可こども園は、幼稚園と同様の教育内容が、保育園と同じ保育時間で受けられるのが特徴です。
4つのタイプがある
認定こども園には4つのタイプがあるので、どのタイプが自分に合うか確認しましょう。
- 幼保連携型
幼保連携型は、幼稚園と保育園の機能をバランスよく併せ持ち、認定こども園として独立している施設です。
預かり時間は11時間で、土曜日も預けることができます。
- 幼稚園型
幼稚園型は、既存の幼稚園に保育園の要素が追加された施設です。
幼稚園の標準の預かり時間に加え、必要な子どもはさらに預かり時間をプラスできます。
- 保育園型
保育園型は、既存の保育園に幼稚園の要素を追加した施設です。
幼保連携型と同じく預かり時間は11時間で、土曜日も預かってもらえます。
- 地方裁量型
地方裁量型は、地域の状況とニーズに合わせて運営される、認可外の教育・保育施設です。
預かり時間や開園日は、地域によって変わります。
認可こども園の内容
認可こども園の対象年齢は、0歳から小学校就学前までです。
0歳から2歳までは「保育を必要とする事由」に該当する子どもが入園でき、3歳からはどの家庭も利用することができます。
しかし、入園希望者が定員より多い場合は入れないこともあります。
3歳からの子どもで「保育を必要とする事由」に該当しない場合は、夏休みなど長期休みがあり、該当する場合は長期休みはありません。
認定こども園の保育料は地域によって違いますが、給食費が含まれます。
保育料(3歳以上は無償化の対象)の他に入園料や、送迎にバスを利用する場合はバス代、保護者会費などがかかります。
行事は園によって違いますが、平日に行うところも多いようです。
見学に行ったときなどに聞いておくとよさそうです。
まとめ
幼稚園と保育園について詳しく見ていくと、実は全然違う施設だということが分かりました。
認定こども園という選択肢もあるので、いろいろな園に見学に行くといいですね。
同じ幼稚園や保育園でも力を入れている分野が違ったりするので、やはり見学は大切です。
園の雰囲気や様子も分かりますし、不安なことや疑問を先生に直接質問できるのは大きな安心材料にもなります。
入園してから困らないように、家庭の状況や教育方針、子どもの性格などに合わせて、幼稚園か保育園か慎重に選びたいですね。
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