「花粉症」の人には、つらい季節が近づいてきました。
というより、場所によってはもう始まってきていますね…
ゆもすも長年花粉症に悩まされていますが、2月に入った頃から時たま目が痒くなったりしています。。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、1日中続くと体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね><
少しでも症状を改善させて、できるだけ快適に過ごすためにも、花粉症対策をしっかりすることが大切です。
そこで今回は、花粉症対策についてご紹介します!
自分でできる対策ももちろんしてほしいですが、あまりにもつらい人は病院へ行って診てもらうことも「対策」のひとつです。
また花粉の時期だけでなく、普段の生活習慣でも花粉症の予防ができることもあるので、一緒にご紹介します。
花粉はいつから飛ぶ?
日本で花粉症を引き起こす花粉の種類は、実は約60種もあるんです!
中でももっとも有名なのがスギ花粉で、花粉症の原因の約7割を占めていると言われています。
スギ花粉は2月中旬頃から飛び始め、4月下旬頃まで飛散します。
スギ花粉が収まってくると、ヒノキ花粉が3月末頃から飛び始め、5月初旬頃まで飛散します。
スギ花粉に反応する人は、ヒノキ花粉にも反応しやすく、併発している人はバレンタインデー頃からゴールデンウィーク頃までと、症状が出ている期間が長く続きます。
さらに3月頃からスギ花粉とヒノキ花粉が両方飛ぶので、症状が重くなりやすいです。
もう、これを書いているだけでも鼻がむずむずしてしまうくらい花粉症とは本当に厄介なものですね・・・
花粉症対策
花粉症には確実な根本的治療はないとされています。
しかし、対策をしたり治療を受けることで、症状を軽くすることはできます。
症状が出る前から始めることで、より効果が出ますよ!
自分でできる花粉症対策
「吸わない・付けない・持ち込まない」が花粉症予防の鉄則です!
なるべく鼻や目の粘膜に花粉が付かないように気を付けることが大切になります。
マスク
花粉を吸い込む量は、マスクを付けることで、マスクをしていないときと比べて1/3から1/6に減ると言われています。
新型コロナウィルスの影響でマスクをすることが常態化してきたものの、
新たな政府の指針で脱マスクが進んでいきそうです。
そんな中でも花粉症対策としては、マスクが一番お手頃。
逆マスク警察などに邪魔されることなく花粉シーズンでも着用できることを願うばかりです><
さて、最近はさまざまな素材のマスクが店頭に並んでいますが、不織布のものがおすすめ。
布やウレタンのマスクよりも目が細かいため、より花粉を防ぐことができます。
また、「プリーツ型」のマスクは隙間ができやすいので、隙間なくフィットする「立体型」のマスクを選ぶとさらに効果的です☆
花粉対策メガネ
花粉の侵入を防いでくれる「防衛カバー」が付いている花粉対策メガネがおすすめです。
普通のメガネでも花粉が目に入る量は、メガネをしていないときと比べて約40%減りますが、防衛カバー付きのメガネを付けると約65%減らすことができるそうです。
帽子
髪の毛にも花粉が付くので、帽子を被って花粉が付くのを防ぐのも有効的です!
衣類
衣類にも花粉が付くので、家に持ち帰らない工夫が必要です。
できることだけでもいいので、心がけてみてくださいね^^
<家に花粉を持ち帰らないためのポイント> ツルツルした素材の服を着る(特に上着)ウール製やファーの衣類は、花粉が付きやすいので避ける家に入る前に花粉をはらう上着はリビングに持ち込まない帰ったら、すぐにシャワーを浴びて着替える洗濯するときは柔軟剤を使い、静電気を防ぐ洗濯は部屋干しする |
保湿
皮膚からも花粉が体に侵入してアレルギーを成立させる、とも言われています。
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が弱くなり、花粉が侵入しやすくなってしまいます。
しっかり保湿して、皮膚の状態を整えましょう。
空気清浄機
花粉対策として、空気清浄機を置いている人も多いですよね。
1家に1台というイメージがありますが、理想は1部屋に1台です!
ゆもす宅は、長女が敏感肌なこともあり、1部屋に1台以上置いています^^
加湿機能がある空気清浄機なのですが、花粉やウイルス対策にもなるし、一石三鳥以上!
玄関やリビングの窓側に置いて、家に入って来る花粉をキャッチしてもらって、
花粉が飛ぶ時期は24時間稼働して大活躍です☆
注意としては、フィルターに吸収したものが溜まっていってしまうこともあるので、定期的にフィルター交換やメンテナンスが必要ですね!
こまめに掃除
人の出入りや換気などで、何かと花粉は部屋に侵入してきます。
こまめに掃除をして、花粉を除去しましょう。
花粉が舞うのを防ぐためにも、水拭きするのが効果的ですよ。
トイレマットをこまめに洗濯
トイレは狭く締め切った空間で、服の脱ぎ着をするため、意外と花粉が溜まりやすい場所です。
毛足の長いトイレマットを置いている場合は、花粉だらけの可能性もありますよ。
トイレマットは毛足の短いものを置いて、こまめに掃除するようにしましょう。
換気は早朝と夜
花粉が飛ぶピークの時間帯は、12時頃~17時頃とされています。
部屋の換気をするときは、早朝か夜の短時間がおすすめ!
花粉の侵入をなるべく減らすため、レースカーテンは締めたまま、10cmくらいの幅で窓を開けるといいですよ。
<h4>花粉の飛びやすい日を把握
「花粉が飛びやすい日」には、特定の条件があります。
気温が高く、湿度が低い日風が強い日前日に雨が降った日晴れた日の昼すぎ晴れた日の日没頃 |
雨の日や気温が低い日は、花粉が飛びにくいので、そういう日に用事を済ませるのもひとつの手ですね。
病院で花粉症対策
自分で花粉症対策をしていても、花粉症の症状がひどく、日常生活に支障が出るような場合には、病院へ行くのがベスト。
きちんと診察してもらい、薬を処方してもらったり、治療を受けて、安心して日常生活を送れるようにしてもらいましょう。
薬
花粉症で処方される主な薬は、内服薬、鼻炎薬、点眼薬、点鼻薬の抗アレルギー薬で、くしゃみや鼻水など、症状を抑えることを目的に処方されます。
運転する人は眠くならないように、など生活に合わせて処方してくれるので、医師へきちんと相談してくださいね。
アレルゲン免疫治療
「アレルゲン免疫治療」とは、アレルギーの原因となるアレルゲンを体に入れて、抗原に対して体を慣らし、反応を弱めていく治療法です。
花粉症を根本的に治せる唯一の方法で、約70%の人に効果があります。
しかし治療できるのは「スギ花粉」のみで、ヒノキやブタクサの花粉には効かないそうです。
アレルゲン免疫治療には2つの方法があり、皮下注射を打つ方法と、舌の下に錠剤を投与する「舌下免疫治療法」です。
治療は3年~5年続き、1ヵ月に1回通院することが多く、治療にはなかなか根気がいります。
レーザー治療
最近、花粉症の治療で注目されているのが「レーザー治療」です。
アレルギー反応を起こす鼻の粘膜をレーザーで焼き、鼻づまりなどの症状を軽くします。
しかし、レーザー治療の効果は2年ほどで、鼻の粘膜が回復すると、また症状が表れてきてしまうそうです><
そのような場合には、再治療も可能だそうですが、
花粉と本当に無縁な治療というのはやはりまだないという厳しい現実を垣間見た気がしてなりません><苦笑
日頃からできる花粉症予防
ここからは、普段の生活の中でできる花粉症予防についてご紹介します。
花粉が飛ぶ前から予防していくことで、少しかもしれませんが症状が軽くなるかもしれません。
花粉症だけでなく、風邪などの予防にも繋がるので、ぜひ実践してみてくださいね。
免疫力を高める
花粉症はアレルギー反応なので、免疫力を高めることで抵抗力を上げ、症状を抑えることが期待できます。
日頃から免疫力を高めるよう、生活習慣や食べ物に気を付けて、花粉症にも負けない体作りをしましょう。
乳酸菌
免疫力を高めると聞くと、「乳酸菌」を思い浮かべる人も多いですよね。
人の免疫細胞の約60%は、腸に集中していると言われています。
乳酸菌は腸の環境を整え、免疫細胞のバランスを整える働きもあるので、免疫力を高めるのに最適です。
乳酸菌は、ヨーグルトやチーズ、味噌、キムチなどの発酵食品に多く含まれるので、普段の食事に意識的に取り入れてみてください。
最近では、乳酸菌入りの飲み物もたくさん出ているので、習慣的に飲むのもいいですね。
商品によっては、在庫がなかなかなくて入手困難・購入数が制限されている、なんてこともあるようですが、
色々な商品が出ているので色々試してみるのもいいかも知れません!
食物繊維
「食物繊維」を摂取することも、腸内環境を整えるのに効果的です。
乳酸菌などの善玉菌のエサになるので、善玉菌の増加を促す働きもあります。
食物繊維は、こんにゃくやひじきなどの海藻に多く含まれるので、煮物に入れたり、サラダに入れてヘルシーに食べるのもおすすめですよ。
バランスの取れた食事
バランスの取れた食事は、免疫力向上につながります。
「一汁三菜」という昔ながらの日本食の栄養バランスが理想的、と言われているそうです。
脂質も三大栄養素のひとつですが、摂りすぎてしまうと善玉菌を減らす「悪玉菌」が腸内に増えてしまうので、摂りすぎには注意しましょう。
十分な睡眠
睡眠不足は、免疫力が低下する原因のひとつです。
免疫は、リラックスしているときに働く「副交感神経」が働いているときに生み出されます。
その副交感神経が最もよく働くのが睡眠中で、睡眠中はたくさんの免疫が生み出されるのですが、睡眠不足だと免疫が十分に生み出されません。
睡眠時間だけでなく、睡眠の「質」も大事なので、自分に合った寝具選びや、寝室の環境づくりにも気を配りましょう。
適度な運動
体力が低下すると、免疫力も下がってしまいます。
日頃から適度な運動を心がけ、体力が低下しないように気をつけましょう。
軽いランニングやウォーキングをしたり、ジムやプールに通うのもいいですね。
アルコールを控える
お酒を飲みすぎると肝機能が低下し、免疫システムが働きにくくなり、免疫力低下につながります。
週に2日は休肝日を設けるなど、自分なりのルールを作ってみてはいかがでしょうか。
タバコを控える
タバコに含まれる有害物質によって、体にさまざまな障害が起こり、免疫力の低下を引き起こします。
タバコは吸っている本人だけではなく、周りの人にも影響を及ぼすので、なるべく控えた方がいいかもしれませんね。
飲み物で花粉症の症状を抑える
飲み物の中には、花粉症の症状を和らげる効果が期待できるものがあるそうです。
ご飯を食べているときや仕事中、休憩中に飲んでいる飲み物をそれに変えるだけで、花粉症の症状が軽くなるかもしれませんよ。
手軽にチャレンジできるので、お試ししてみませんか??
緑茶
緑茶に含まれる『カテキン』は、アレルギー症状を引き起こすヒスタミン酸の放出を抑える働きがあります。
中でも「べにほまれ」の茶葉で作った「べにふうき茶」という緑茶は、抗アレルギー作用のある『メチル化カテキン』が多く含まれています。
メチル化カテキンは加熱しすぎると減ってしまうので、説明をよく読んで設定をしっかり守って淹れましょう。
また、べにふうき茶は鉄の吸収を悪くする『タンニン』を多く含むので、貧血気味の人は飲みすぎに注意が必要です。
紅茶
紅茶にもカテキンが多く含まれており、緑茶と同様の効果が期待できます。
ミルクティーやレモンティーなどは、カテキンの成分が薄くなっているので、ストレートティーがおすすめです。
甜茶(てんちゃ)
「甜」は甘いという意味があり、「甜茶」とはほのかに甘い薬草茶全般のことを言います。
甜茶に含まれる『甜茶ポリフェノール』は、アレルギー症状を引き起こすヒスタミン酸の放出を抑える効果があります。
中でも、バラ科の植物である「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」の葉で作る甜茶は、花粉症に効果があるとされています。
ルイボスティー
ルイボスティーには『フラボノイド』というポリフェノールが、非常に多く含まれています。
フラボノイドは抗酸化作用が強く、アレルギー症状を抑え、改善する効果が期待できます。
しかしながら即効性はないので、毎日の習慣として飲むのがおすすめ。
ルイボスティーはカフェインを含まないので、夜に飲んでも睡眠に影響がなく、妊婦や授乳中の人も飲むことができますよ。
ハーブティー
ハーブには、抗酸化作用の高い『ポリフェノール』を豊富に含むものが多くあります。
特に「レモンバーム」というハーブに含まれる『ロズマリン酸』は、抗酸化作用・抗炎症作用が確認されています。
花粉症予防に人気のハーブティーは、他にもありますよ。
エルダーフラワーティー | くしゃみや鼻水、目のかゆみを和らげます。 |
ネトルティー | 鼻づまりや涙目に効果があります。 |
ローズヒップティー | 炎症を予防し、粘膜を保護するとされています。 |
ペパーミントティー | 粘膜を保護し、鼻の通りをよくします。 |
カモミールティー | リラックス効果があります。 |
コーヒー
コーヒーが好きで、毎日飲んでいる人も多いですよね。
ゆもすも毎日のように飲んでいます^^
コーヒーに含まれる『クロロゲン酸』というポリフェノールが、鼻炎症状のくしゃみに対して効果がみられたという研究論文があるそうです。
ただし、コーヒーを飲みすぎるとカフェインの過剰摂取になってしまうので、1日に3杯~4杯以下にしておきましょう。
まとめ
すでに実践している花粉症対策もあれば、知らなかった花粉症対策もあったのではないでしょうか。
いかに花粉を体に付けず、家に持ち込まないかが重要になります。
ずっと家にいられればいいのですが、そうもいきませんよね。
外出する際の服装や装備に気を付け、家に入る前に体に付いた花粉をなるべく落とすことを心がけましょう。
部屋に入った花粉を除去するために、掃除しやすい環境にしておくことも大切ですね。
これを機に、部屋の片付けをするのもいいのではないでしょうか。
普段の生活習慣も花粉症の予防につながるので、取り入れられることから始めてみてください。
どうしてもつらい場合は、ためらわずに病院へ行くことをおすすめします。
花粉が飛ぶ時期に少しでも症状が軽く済むよう、今から備えておきましょう☆
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