お月見って何するか知ってる?お月見をもっと楽しもう!

お月見って何するか知ってる?お月見をもっと楽しもう!

「お月見」といえば、満月、月見団子、ススキを思い浮かべる人が多いですよね。

情景は思い浮かぶけど、なんのためにやるのか、どうやってやるのか知らない人もいるのではないでしょうか。

そこで今回はお月見について詳しくまとめました。

知識を深めて、日本の美しい秋を一緒に堪能しましょう。

お月見とは?

「お月見」とは秋の夜空に浮かぶ美しい月を眺めて楽しむことです。

1年の中で最も空が澄みわたり、月が美しく見える旧暦の8月15日に、満月を眺める行事のことを「十五夜」ともいいます。

十五夜は別名「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とも呼ばれ、中秋とは秋の真ん中という意味があり、旧暦では7月~9月が秋にあたるので、8月15日が秋の真ん中になります。

十五夜は毎年日にちが変わる

もともと十五夜は旧暦の8月15日とされているので、新暦だと9月15日を十五夜だと思う人も多いのですが、実は毎年日にちが変わります。

旧暦は月の満ち欠けを基準にしているので1年が354日、新暦は太陽の動きを基準にしているので1年が365日、そのため1年の長さも1年の始まる日も違ってきます。

旧暦と新暦にはズレが生まれるので、毎年9月中旬~10月上旬の間に十五夜が来るとされています。

お月見をするのはなぜ?

お月見は秋の豊作に感謝するという意味合いがあります。

十五夜のお月見は、平安時代に中国から日本へ伝わりました。

当時は貴族の間に広がり、月を眺めながらお酒を飲み、詩歌などを楽しんでいたようです。

江戸時代に入ると庶民の間にも広まり、収穫祭や初穂祭と結びつき、豊作の象徴として月を眺め、お供え物をして感謝や祈りを捧げるようになりました。

お月見のやり方は?何をお供えするの?

お月見は月を眺めるだけではなく、収穫に感謝して、収穫物や月に見立てたものをお供えするといいといわれています。

お供えするものとして代表的なものは3つあり、それぞれに意味があります。

ススキ

ススキは秋の七草の1つでもあり、悪霊や災いから収穫物を守り、豊作を願う意味が込められています。

鋭い切り口を持つので魔除けにもなるとされ、今でも水田や庭に立てたり、軒先に吊るす風習が残るところもあります。

本来なら稲穂をお供えしたいところですが、稲刈り前なので稲穂に似たススキをお供えするようになりました。

お供えするススキは、作物や子孫繁栄を見守ってくださる月の神様の依り代と考えられています。

月見団子

月見団子は、月に見立てた団子をお供えすることで、月に収穫の感謝を表しています。

十五夜では15個の月見団子を、1段目は9個、2段目は4個、1番上は2個と、ピラミッドのように積み重ねてお供えするのが一般的です。

十五にちなんで一寸五分(約4.5cm)の大きさが縁起がいいとされ、それを食べることで健康と幸せが得られると考えられています。

農作物(芋、栗、豆など)

お月見は豊作を祝う行事なので、収穫されたばかりの農作物をお供えし、収穫に感謝します。

特にブドウのようなツルものをお供えすると、お月様とのつながりが強くなると考えられています。

お供え物は食べてもいいの?

お月見でお供えしたものは食べても良く、むしろ食べることに意味があります。

お供え物を体に取り入れることで健康や幸福を得られるとされているので、お月見が終わったらお供え物を食べましょう。

里芋などの農作物を使った料理を感謝の気持ちを込めてお供えし、お月見が終わったらすぐにおろして食べても大丈夫です。

おもしろい風習「お月見泥棒」

「お月見泥棒」は近所の子ども達がお月見のお供え物を盗んでもいいという風習です。

お月様が月見団子を食べてくれたと考え、この日だけはこっそり盗みとることが許され歓迎されていました。

今でも地域によっては、「お月見ください!」「お月見泥棒です!」と子ども達が各家に声をかけて周り、お団子やお菓子をもらう風習が残っています。

地域によって月見団子が違う?

月見団子といえば白くて丸いお団子を思い浮かべる人が多いですよね。

そのお団子のイメージ、実は全国共通ではないのです。

<h3>関東は月をイメージした月見団子

出典:https://www.e-hanafusa.jp/SHOP/97347/97752/list.html

関東の月見団子は多くの人がイメージする通りの、白くて丸い一口大のお団子で満月に見立てています。

関西は里芋をイメージした月見団子

出典:https://www.e-hanafusa.jp/SHOP/97347/97752/list.html

関西の月見団子は、里芋に見立てているので細長い形をしています。

お月見が伝わってきた平安時代は関西に都があり、そのころお月見には芋をお供えすることが一般的で、その名残が残っているといわれています。

名古屋の月見団子はしずく型

出典:http://www.kasyuan.jp/fs/kasyuan/tukimidang00-b06

名古屋の月見団子も関西と同じように里芋をイメージしています。

上が細く、下になるにつれ膨らむしずく型になっていて、白・茶・ピンクの3色が一般的です。

静岡の月見団子はへそ餅

出典:https://kashiharu.com/

静岡の月見団子は「へそ餅」と呼ばれ、お団子の上がおへそのように少し凹んでいるのが特徴で、その年の新米で作るのがルールとしてあります。

凹んだくぼみにあんこを乗せて食べます。

お月見のおすすめスポット

お月見に関係の深いスポットもあるので、調べて行ってみるのも楽しみ方のひとつです。

十五夜の日に、お月見に関係のあるイベントをやっていたりするのでおすすめ。

光兎神社(新潟県関川村)

出典:https://things-niigata.jp/other/kosagijinja/

新潟県関川村には「光兎山(こうさぎさん)」という山があり、『金の光の雫と共に、月読尊(つきよみのみこと)の使いである“月の兎”がこの山に降り立ち、村の守り神になった』といううさぎ伝説が伝えられています。

その光兎山の麓に鎮座するのが「光兎神社(こうさぎじんじゃ)」で、月の神様である月読尊と光兎大権現大神(こうさぎだいごんげん)を祀り、光るうさぎが月の神の使いとして祀られています。

出典:https://025.teny.co.jp/gourmet/HjUsQ

お社の中には「金箔兎神像(きんぱくうさぎしんぞう)」という石像があり、金箔を貼り付けることができます。

金箔を貼りたい部分に霧吹きで水をかけて金箔を貼り、軽く押し付けながら紙を剥がしていきます。

すると剥がした紙の所々に金箔が残ってしまうのですが、残った金箔は「神様からのおすそ分け」とされ、お守りとしてもらえます。

光兎神社は月とうさぎに縁がある神社ということで、毎年十五夜に「十五夜祭」を行っています。

巫女が福餅をついたり、光兎山の霊水を「月読尊」に捧げたり、『観月の宴』としてピアノの生演奏などさまざまな奉納行事をしています。

巫女がついた福餅は参拝者に配られるので、縁起の良い福餅を食べながら、お月見を楽しむことができます。

光兎神社に注ぐ明るく美しい満月の光を浴びながら、目の前を流れる川の音と虫の声が聞こえる神聖な空間に包まれ、心が洗われて、まさに感謝と祈りを体感できます。

まとめ

お月見は古くからある豊作への感謝と祈りの行事でした。

月見団子とススキ、芋などは飾るのではなくお供えし、それぞれにはきちんと意味があり、昔の人の智恵と純粋な気持ちが伝わってきますね。

刺激的な娯楽が多い現代ですが、たまに日本古来の素朴な行事を昔ながらのやり方で楽しむのもいいかもしれません。

お月見泥棒というハロウィンのような風習もあったので、子どもと一緒に楽しみながら家族団らんの時間を過ごすのもいいですね。

また、各地のご当地月見団子を食べてみたり、お月見に関係のあるスポットへ出かけたり、楽しみ方はたくさんありそうです。

日々の暮らしの中で、季節の行事をすることで、季節を感じながら暮らすことは昔の人の智恵のひとつで、四季のある日本ならではという感じがして素敵ですよね。

ぜひこの機会にお月見をして、心豊かに過ごしてみませんか。 

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